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「はぁ、はぁ…うぇっ、はー、はー…」
茶髪のイケメンさんは、いまだに苦しそうにしている。
イケメンなのに地面に這いつくばって(?)咳き込んでいる姿をぼうっと見ていたけれど、なんかだんだん哀れになってきたので、とりあえず声をかけてみることにした。
「あのー?大丈夫ですk「大丈夫もなんもないよ!!一年生だよね!?もう入学式始まってるしそれにうるさい!!それ!!!」
イケメンさんはガバッと起きあがると、耳に指を突っ込みながらそういった。いや叫んだ。
「え?それって何ですか?」
「いやだから!!そのインターホンを鳴らすのをやめなさいっ」
イケメンさんはいまだに俺がおし続けていたインターホンから俺の指を払いのけ、深くため息をついた。
「あぁもう…やだもう…」
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