入学したっていいじゃないか

8/10
前へ
/16ページ
次へ
「え?ちょ、は?美月って言いました?清水美月?え、あの、先輩ってまさか」 うそだろ…なんでこの人が… 「え?うん。美月だよ。清水美月ー。どうかしたの?」 おろろろろろ? 「えー、なんも聞かずに俺の質問に答えていただけたら嬉しいんですが」 「うん?」 清水先輩は、こてんと首を横に傾げて不思議そうに言った。 かわいいな…じゃなくて!!! 「清水先輩、もしかして昔ソフトテニスとかやってらっしゃいません…でした?」 嫌な予感が拭いきれないまま、俺は清水先輩に聞いた。 すると、先輩は一瞬動きを固まらせ、なにごともなかったかのようにへらりと笑ってみせた。 「んー、やってたけど?」 あ、れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加