入学したっていいじゃないか

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正直な話、ここには来るつもりなかったんだけど…まぁいいとしよう。生BL見れるし。 そんなことを考えながらインターホンを連打する。 んー、もう入学式はじまってしまったんだろうか? 片手で鞄を開き、中から片手でBL小説をとりだして、インターホンを連打する右手は止めずに読み始める。 あ、マスクしてないや…まぁいいだろ。誰もいないし。 俺、まだましな顔ではあるけど王道小説の主人公たちみたいにきらきらしてないし。 そんなことを考えつつにやけていると、校舎のほうから人の走ってくる音がきこえてきた。
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