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ア「もういいよ!ちょっと自分の部屋でくつろいで、気持ち建てなおすわ!あれ?俺、今うまいこと言わなかった?」 匠「………」 ア「はいはい無口なんですね?わかってますよ…この無駄に進行方向と反対側に流れてイライラさせるように改造された廊下の奥に進んで扉を開けると俺の書斎…書斎~?書斎~?ってなんで俺の書斎がブルペンになってんの?」 匠「………」 ア「それで…そこにいる千葉ロッテマリーンズのユニフォーム着てビュンビュン球投げてるおまえはだれなんだ?」 投手「はい!肩はできあがってるんでいつでもいけます!」 ア「いや…俺んちの電話でだれと話してんの?ちょっと俺の話を聞…」 という叫び声をかき消すように、キャップを被った女の子が運転する車が、壁をぶち破って入ってくる ア「うわあああwうわああああwww壁が爆発した?wなんだこれ?あああこれ見たことある!見たことあるよ!!リリーフカー!?リリーフカーだよねこれ!?」 匠「……」 騒ぐこちらを一切気にかけず「おまたせしました」「よろしく」的なアイコンタクトを交わす運転手の女の子と投手 ア「なんでリリーフカーが俺んちの壁をぶち破って入ってくるんだよ!?」 匠「あえて出入り口はつくりませんでした…」 ア「いや…そこは作ってよ!いや…そもそも俺の書斎にブルペンとか作らないでよ!いや…でも作るなら出入り口は作ってよ!」 匠「あ…?作るのか作らないのか、どっちなんだ?」 ア「おまえ…殺してもいいか?^^」 匠「……」 ア「だいたい…あいつらアレに乗ってどこまで行くんだよ?」 匠「マリンスタジアム…?」 ア「いや…ここ流山だし、幕張までここから何キロあるんだよ?作った肩冷めちゃうでしょ?冷めちゃうよね?」 匠「さあ!9回あと一人おさえればウチのチームの勝ちだ!」 ア「いや間に合わないでしょ!?全然間に合わないよね!?敵のチームどんだけ待ってくれんの?」 匠「この専用通路を通っていけばすぐ…」 ア「うわw反対側の壁が開いて、すげえ通路出てきちゃったよ!これ幕張まで続いてんの?」 匠「……」 ア「いや…そこは教えてくれてもいいでしょ?」 匠「……」 ア「そういえば…」 匠「そういえば…?」 ア「通路があるのに何で反対の壁をぶち破って出てくるんだよ!?」 匠「演出?…」 ア「うるせえww」
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