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「わかった・・・・その言葉・・・・・深く俺の心に刻み付けておく・・・・・」
アレクの言葉に満足したのか、シルフィードは笑った。
「それでいい・・・・・・あぁ・・・・・・さいごに・・・・・エフィレンシアの・・・そら・・・・を・・・・・みたか・・・・た・・・ぜ・・・」
そういい残し、シルフィードは、完全に結晶化し、砕けて散った。
「シルフィィィィドォォォォォォォォォォォ!!」
アレクは、心の限り叫んだ、別れを込めて。
アレクの傍では、シルフィードの剣と残った結晶が、輝いていた。
「!?」
どうやら寝ていたようだ・・・・・、辺りを見回すともうとっくに授業が終わっていて、昼休みに入ったようだった。
(あの夢か・・・・・・)
見るのは久しぶりだった。アレクがシルフィードを継ぐこと決めて「間違いを正す仕事」を一匹狼でやっているきっかけだ。
あの時の、フェイズ5はあの日以来一度も見ていない。
あの日から、アレクはずっと一人で考え行動してきた。
学生を装って、裏でネプチューンの悪用情報や、軍の動きを見ている。だからこそアレクはここにいた。
偽装の書類などを通したりするのは大変だった。
いまだにバレていないのだから、この先もばれないだろう。
そう思いながら、学食へ向かった。
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