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倒れた人間の体から、赤い光が湧き出てきたかと思うと、倒れたはずの人間が起き上がっていた。
「おいおい、マジかよ、冗談きついぜ、こんなのネプチューンの力じゃねぇだろ・・・・」
シルフィードは汗を浮かべて、苦笑いしていた。
「つまり、無敵ってこと!?」
アレクは一人切り倒しながら言った。きっとこの一人も起き上がるのだろう。
しかしわからない、さすがのネプチューンでも生き返らせるほどのエネルギーを持ってはいない。
「まさか・・・・・・」
シルフィードは何かに気付いたらしい。
「アレク、これはたぶん、軍の化学研究所で人体実験されてる類のやつだ。聞いたことがある。帝都の軍は、機械的な兵器だけではなく、人を改造した兵器も作っていると。ネプチューンと拒絶反応が起きてるのかわからないが、どうやら、まずい状況だ・・・」
「勝ち目ないじゃないか!そんなんじゃ!」
逃げきるしかない、と思ったが、もうすでに囲まれていた。
「余所見すんな!攻撃きてるぞ!」
「!?、でやぁ!」
3人同時に襲い掛かってきたのを、一振りで沈黙させてアレクは言った。
「こんなの、時間の無駄だ!逃げたほうがいいって!」
「おいおい、そんなことして、町の人に影響出すわけにはいかねぇだろ?」
「でも・・・・!」
そんな時、シルフィードが叫んだ。
「アレク、危ねぇ!」
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