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「え・・・・?」
アレクは後ろを向いた、10体ほどの人間が襲い掛かってきたが、気付いたときにはもう遅い。
ここまでか、と思った時だった。
「ぐっ・・・・!がはっ!」
アレクは、咄嗟に前に出て庇ったシルフィードを見て驚いた。何本もの剣や槍が体を貫いていて、そこから薔薇のような色の鮮血が、滝のように流れている。
「シルフィード!?おい・・・・嘘だろ!?」
「ぐぉぉぉぉぉおおぉおぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!」
さらに後ろから、襲い掛かかろうとしているが足が震えて動かない。
「う・・・ぉぉぉおおおおお!旋空撃!」
シルフィードの痛みを耐えながらの回転斬りで、周囲にいた人間が吹き飛んだ。
「アレク・・・!離れてろ!!」
「だけど・・・シルフィード!」
「いいから離れろ!!!」
これまでに無いほどの形相で叫ばれたので、何とか、体を動かしてその場を離れた。
「はは・・・・ここでコイツを使うとはな・・・・・、解放!!!!!!!!!!」
シルフィードからものすごい量のエネルギーを感じる。
まさか、ネプチューンのエネルギーを限界まで使っている!?
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