第一章~鈴~

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そんな事を考えながらも 楼主は私に客を取らせない日々がつづいた 何日も外に出してもらえず 私はあの方の事を考える・・・ 少しずつ 身体が癒えてきても 私の心にはぽっかりと大きな穴が空いたみたいに 悲しくて虚しい・・・ それでも 傷が癒えれば仕事をしなければいけない 私は何人の男と身体を重ねたのだろう 仕事だと分かっていても これほど胸を裂かれる思いはしたことがない
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