プロローグ

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彼の裏垢と呼ばれる アカウントの呟きは、 [ その人がすべてだ。 そう感じた人との出会いが、 " ネット " だなんて、 他人が聞いたら笑うだろうか。 ] というはじまりだった。 [ それでもおれは、君を全てだと思った。 一番すきになれた。 一番大切にしたいと思った。 一番笑顔にしたいと思った。 でも、俺にはきっと、笑顔にすることはできない。 ] [ こうすることが一番君が幸せに過ごせれる方法だと思うんだ。 こんな方法しか思い付かない俺を、許してください。 ] [ 君に出会えて俺は、幸せでした。 君と笑えて、幸せでした。 君に愛されて、君を愛して、幸せでした。 幸せな時間をありがとう。大好きでした。 ] そこで呟きの更新は途絶えていた。
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