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更新時間は、18時間前。
嫌な予感がして、部屋に向かった私の目の前には、
君が眩しいほどの昼の日差しを背景にぶら下がっていた。
「 しん…くん…… 」
手にもっていたケータイが、地面にずり落ちる。
あぁ、私が殺したも同然だ。
「 ごめんなさい………。 」
わたしは涙を流しながら、
すがるように冷たくなった君に抱きついていた―……
どうしてこうなってしまったんだろう。
そもそもの始まりは…?
全ての始まりは、あの夏の日だった。
始まりは、とても簡単なはじまりだったんだ―……
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