41人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
[ おはよ~んつって昼やーん?\(^o^)/ :さーちゃん ]
今日は月曜だが、
学校はすでに夏休みに入っていた。
わたしはごろごろしながら時間が過ぎるのを待つ。
そしてしばらくたつと、タイムラインを更新する。
そうすると、自分に対する返信(リプライ)でタイムラインが埋まるのだ。
その瞬間が、快感である。
みんながわたしの呟きに反応して、
その反応でタイムラインがうまる。
まるで、世界を全て独占したような気持ちにさえもなる。
わたしはこの気分に浸りながら、
パソコンの電源をつけた。
パソコンがつくまでの間に
リビングにいってご飯を食べる。
そのときもケータイを手離さなかった。
別に、学校に友達がいないわけではない。
学校で一人のときはないし、
何かしら周りに人はいる。
相談できる友達だっている。
それでも、わたしにはなにか物足りなかった。
その物足りなさは、
わたしをネットの世界に浸らせる理由としては充分すぎた。
パソコンを開けると、
左下にチャットが来てるマークがでていた。
最初のコメントを投稿しよう!