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家に帰ると、俺はすぐにベットに伏せた。
なんで…なんで…嘉菜…
嘉菜、嘉菜、嘉菜、嘉菜…
ずっと頭から離れない、
あの、嘉菜のねだるような
甘ったるい鼻にかかった声が…
他の男と絡み合う、嘉菜の姿が…
~ピロリロ、ピロリロ~
着信音で目が覚めた。
どうやら寝ていたようだ。
寝ぼけていたからか、
知らぬうちに流していた涙のせいか、
俺は送信主を見ずにメールを開けた。
“ごめんね良くん
嘉菜”
嘉菜からだった。
違うだろ?
なんだよ ごめんって…
俺は、俺は、
謝罪なんか聞きたいわけじゃない
どうしてだよ…
何でだよ…
答えてくれよ…
なあ…
嘉菜…
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