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仏教の教えというものは、この上(空)に輝く日月ようなものである。
仏教の教える真理というものは、
“あらゆる人に明らかなモノであり、あらゆる人を照らす”
というわけです。
続けて釈尊はこう言われました。
『“もしも自分が人々を導くのである”とか、あるいは“この修行者の仲間が自分を頼っている”とか思うならば、私が死ぬということは大変なことであろう』
『しかし私は皆を導くなんて思ったこともない。また皆が自分を頼りにしているなんて思わなかった。自分はただ、人々の依るべき真理。真の生き方を明らかにしただけなのだ』
『だから、何も自分が消えて無くなった(亡くなった)からといって嘆き悲しむな。およそこの世のモノで、いつまでも破れないで存続し続けるモノは何もない』
『いつかは破れ消え失せるのである。その道理(法)を説いてきたではないか。だからそれに頼れ。』
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