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自分の気持ちに気づきながら俺は
まだ真穂と付き合ってた。
『真穂、高校合格おめでとう。』
『直くんもおめでとう。』
『ありがとう』
『直くん……』
『どうした?』
『有美ちゃんたち、最近 私に冷たい様に思うの…』
『そうなのか?』
何を言い出すんだ。
『直くんも…最近 冷たいよ……』
態度に出てたのか?
『そんな事ないよ。』
『私より、有美ちゃんを優先する時が多いから』
『……ごめんなぁ、寂しい想いをさせてたんだな。』
こんなに面倒な女だったか?
『直くん……』
終わりかな……
『気付いてやれなくて、ごめんな。』
俺の心変わりがバレたのか…
『私も…変な事 言ってごめんなさい。』
少し様子を見るか。
《2人の事が気になる…私に隠れてコソコソ何をしてるのか…》
高校に通う様になって1ヶ月経ったある日…真穂は自殺した……
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