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｢｢｢添い寝えぇっ！？｣｣｣
｢ぎゃあわわわ！余計な事言うなあっ！｣
六つの目玉がギラギラ光り二つの目は三日月みたいに細くなった。
｢そりゃどういう｣
｢さぁ、馬鹿の相手をしてる場合ではありませんよ。私達も支度をして出ましょうか。｣
｢うわっ？｣
詰め寄る三人を尻目にあたしを軽々とお姫様抱っこした山崎さんは、廊下をスタスタと歩き始めた。
｢え…？あれっ！？｣
さっきまで部屋の中にいたのに！
抱き上げられた時、瞬(ﾏﾊﾞﾀ)きをしたほんの一瞬で3メートル近く移動している。
｢逃げるんですか！？｣
｢遊んでる暇がないだけです。｣
追いかけて来る沖田さんに素っ気なく返して、外に集まる男達に目線を移した。
｢一番隊、二番隊、八番隊に十番隊、組長が不在で出発出来ずにいますね。他の隊に出遅れて手柄をごっそり持っていかれても、文句言わないで下さいよ。｣
成る程言われてみれば、苛々した顔やうんざり顔が勢揃いでこちらを見ていた。
｢チッ｣
でも舌打ちしたのは沖田さんで、
｢何か文句でもあるの？｣
十人以上のもっさい男達相手に、めっちゃ睨んでいなさる。
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