2281人が本棚に入れています
本棚に追加
…いかがわしい…って…
どうしてそっち方面の話しで普通に全部日本語を使ったら、余計エロくなるんだろうか…?
しかも不思議なのはそれだけじゃくて…変な事を考えたからか手の汗がハンパない。
心ってヤツは何でこんなにも身体に影響するのやら…
はわーっ!手ぇ繋ぐのさりげに拒否れば良かったあーー!!
ジットリとした感触を少しでも悟られたくなくて、左手は指一本動かせない状態だった。
「平助とはもう何年も一緒にいたので…兄弟みたいなものなんです。歳は変わらないですけど、まぁ…外見的には、ね、そんな風にも見えない事もないですし…男所帯という事もあって皆、ついつい可愛がりたくもなる訳でして…」
「…だから平助そっくりのあたしにベタベタするって?」
「んー…そうなりますかね。雅さんにしたら迷惑な話しでしょうけど…習慣と言うか…癖みたいなものですよ。可愛いから構いたいし好かれたいから甘やかしてしまう?みたいな感じです。」
「…それってやっぱり『好き』って事じゃん。だってさ、その話しが本当だとしたら何で身代わりのあたしに…口づけとかすんの?平助にもやってたって事?」
男同士のキスなんて、そっちの方がよっぽど重い気持ちがあるように思えるんだけど……
「…酒の席でふざけてっていうのは平助に限らず誰彼ありましたけど…本気で口づけして口説いた人はいなかったように思います。」
「どうして?大好きだったんでしょ?」
、
最初のコメントを投稿しよう!