天衣無縫(テンイムホウ)

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ち、違うよチミィィーーッ! 不発弾の処理大失敗に、心の叫びも舌を噛む。 「ほら、行きますよー?」 しかも総司さんの激しい勘違いに皆が唖然として、もう誰もツッコまなくなった。 「あー…何か無性に居た堪れないのは俺だけか?」 「いや、大丈夫だ。まともな見解だと思うぜ。」 「…女慣れしてねぇからな、見るに忍びねぇよ。…おい、雅…」 苦笑いの土方さんはあたしを見てから、行ってやれと顎をしゃくる。 「…ですよねー…」 この流れでは仕方が無いんだろうと諦め、肩と溜息を落とし総司さんの後に続いて歩き始めた。 連れて行かれた土間の台所で源さんは、何やらゴソゴソしていた。 「何してるんですか?」 「ああ、沖田君か、…と、み…じゃない、平助も来たのかい?膳なら後で取りに行ったのに。」 作業をやめて手早く片付けながら、フッと微笑む。 「あ、いえ、とんでもない!美味しいご飯、有難うございましたっ!」 「いやいや、そんなに畏まらんでも…お粗末様、そう言って貰えると嬉しいよ。」 頭を深々下げてるうちに、総司さんから源さんにお膳が渡された。 「そうそう、走り回っていたようだが…具合は悪くならなかったかね?」 、
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