2279人が本棚に入れています
本棚に追加
「未来の絵はそれなんかより、もっと凄い現実的だし…そういうスケベな写真も本になってたりするからね。あたしは少しだけ免疫付いてんの。」
だいぶ端折った感あるけど、まあいっか。
「すけべなしゃしん?」
「それって…助平な、」
「ふぉとがら、ですか?」
さすがエロ三人衆。
これで勘弁しては貰えないらしい。
ふぉとがらはフォトガラ?
あー写真の事か…昔の人は外来語なんかの発音が苦手らしく、ちょいウケるんだけど…あたしも英語の発音壊滅的だったし、そこはツッコミ無く不問に処す。
「そうそう、裸のフォトガラだよ。」
「「「へええぇぇーっ、そりゃあ凄い!」」」
キラキラ輝く不純な瞳。
「未来ってとこに、一度は行ってみてえや。」
「あっ、もしや今頃平助の奴!」
「充分有り得ますね。…お土産でくれませんかねぇ。」
ーーーアホかっ!!
ご期待通り、平助が未来に飛んでるかわかんないのに。
そんな簡単に行き来出来るんならあたしだって、お土産買ってとっくに帰ってらい!
あーイライラする。
ほんっっっとデリカシーのない連中だよ。
「あれ?どこ行くんですか?」
最初のコメントを投稿しよう!