青天の霹靂

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「未来の絵はそれなんかより、もっと凄い現実的だし…そういうスケベな写真も本になってたりするからね。あたしは少しだけ免疫付いてんの。」 だいぶ端折った感あるけど、まあいっか。 「すけべなしゃしん?」 「それって…助平な、」 「ふぉとがら、ですか?」 さすがエロ三人衆。 これで勘弁しては貰えないらしい。 ふぉとがらはフォトガラ? あー写真の事か…昔の人は外来語なんかの発音が苦手らしく、ちょいウケるんだけど…あたしも英語の発音壊滅的だったし、そこはツッコミ無く不問に処す。 「そうそう、裸のフォトガラだよ。」 「「「へええぇぇーっ、そりゃあ凄い!」」」 キラキラ輝く不純な瞳。 「未来ってとこに、一度は行ってみてえや。」 「あっ、もしや今頃平助の奴!」 「充分有り得ますね。…お土産でくれませんかねぇ。」 ーーーアホかっ!! ご期待通り、平助が未来に飛んでるかわかんないのに。 そんな簡単に行き来出来るんならあたしだって、お土産買ってとっくに帰ってらい! あーイライラする。 ほんっっっとデリカシーのない連中だよ。 「あれ?どこ行くんですか?」
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