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ふおおおーーーーーーっっっ!!?
大抵のことにゃビビらないこの俺が、まさかの発狂寸前に。
俺にそっちの趣味はねえーーーっ!!
奇声を堪え、
ーーややや、やっちまったのか!?やっちまったのかよ俺!!思い出せっ捻り出すんだっ!数時間前の記憶をォォォーーーーっっ!!
思考の渦巻きに溺れそうな自分と戦う。
…風呂とか飯までは…ちゃんと覚えてるんだ。
その後は……その、後は………………………くわああっ!寝酒に勧めたビールが、いつの間にか飲み比べになっちまって…!!
そうだった。
眠れねえとか言い出した平助に、俺も付き合いで飲み始めて…ホロ酔いの頃に出た話題が、幕末の世で平助とマブダチの永倉新八と原田左之助だった。
貧乏な頃は水で薄めた酒ばかり飲んでいたとか、二人は大の酒好き女好きで金が有ろうと無かろうと、思い立てば女郎屋に通っていたとか…
付き合わされる内に自分も酒が強くなっただの自慢されて、そんならトコトン飲み明かそうなんて盛り上がって…そんで…
『…俺、アッチの方も鍛えられちゃってさぁ~…何ならちょっとだけ…試してみる…?』
上目遣いにそんなふざけた台詞を言いやがって…俺も強か飲み過ぎてたせいか一瞬雅と平助、二人の顔がダブっちまってドギマギしちまったけども、
『冗談は顔だけにしとけよー…双子だけにな…何つって。』
ガラにもねえ駄洒落ぶちかまして、そこはどうにかスルーした記憶がある。
問題はその後……その後は…
フラフラになりながらも、布団を二つ敷いた筈なんだが…
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