嫌よ嫌よも…

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~*~*~*~*~*~*~*~ そして、あたしがどうなったかというと…見事に失神しとりました。 気が付けばどうやら、柔らかで上等そうな布団の中で寝かされていた様子。 んで… 「う、わ、わ…」 何故だか隣には山崎さんの寝顔&腕枕付きで。 「ひ、ひぇぇぇ…っ!?」 やたらサワサワする肌触りは、直に触れてるお布団のもの。 な、何であたし、スッポンポンなんですかーーっ!? しかも、直に触れてるのはお布団だけじゃなかった。 な、何故山崎さんまで裸んぼなのさーーっっ!!? 密着している身体から伝わる熱。 頬にかかる安らかな寝息。 感触からお互いが、下の方しか着用してないのがわかる。 あ、あれ?コレってもしかして…もうお仕置きされちゃってたりすんの!? そこに答えが行き着いた途端、ショックの余りただただ山崎さんの寝顔を凝視。 お仕置きって…あたしを喰うってことだった!? 「…ふ…うっ…」 何処なく不思議な人ではあったけど、どちらかと言えば信用してる方の部類であっただけに、裏切られた気持ちが一杯になって涙が滲んで来た。 …そっか…あたしの初めて…この男に奪われちゃったのか…
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