獣(ケダモノ)の住み家

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気は進まないけど… 「あのっ!あたっ、俺に剣術教えて下さい!斬ったりとかは無理だけど、殺されないように打ち合いくらいは、出来るようになりたいっ、です!!」 守られているだけじゃなく前向きに、生きる努力をしようと決意した。 「おおっ!その意気だ!!」 「俺達に任せとけ!」 全員が賛同してくれて、とりあえずは良かったと安心していたら、隣の山崎さんて人がぽそりと呟く。 「…秘密特訓……燃えますね…。」 ついでに低くて変な笑い声が聴こえる…。 それにつられて皆も笑い出したよ……恐いんですけど…。 「…お手柔らかにお願いします…。」 思いっきし顔が引き攣ってしまった。 ただでさえ不安要素が多過ぎるのに、本当にこの人達に頼って大丈夫なのかと、後悔が頭を過ぎっていた。 、
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