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「それってどういう――?」
話をしているうちに、家に着く。
「アンタが嫌なんじゃないの?
独りで留守番なんてできないだろ。
猫なんだから」
「そんなことないですっ」
また、猫扱い?
ぷうと、頬を膨らませた私にキスが降ってきた。
「平気なんだ。
俺が他の子を抱きしめても、キスしても」
「そういうわけじゃないけど。
でも。それが豹さんにとって天職だったら、私――我慢します」
「生意気」
くすっと笑うと、私の耳をぱくりと食べた。
「やん、くすぐったい――っ
あ、……っ」
最初はくすぐったさしか感じなかったのに、じっくり舌と唇で弄ばれているうちに、他の感覚が湧き上がってくる。
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