17.

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「それってどういう――?」 話をしているうちに、家に着く。 「アンタが嫌なんじゃないの?  独りで留守番なんてできないだろ。  猫なんだから」 「そんなことないですっ」 また、猫扱い? ぷうと、頬を膨らませた私にキスが降ってきた。 「平気なんだ。  俺が他の子を抱きしめても、キスしても」 「そういうわけじゃないけど。  でも。それが豹さんにとって天職だったら、私――我慢します」 「生意気」 くすっと笑うと、私の耳をぱくりと食べた。 「やん、くすぐったい――っ  あ、……っ」 最初はくすぐったさしか感じなかったのに、じっくり舌と唇で弄ばれているうちに、他の感覚が湧き上がってくる。
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