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「ん…」
ふわり。重い瞼を開けると誰かの膝の上に乗って包まれていた。でも、腕の中...そんな感覚じゃない。
綿あめとか雲みたいな、ふわふわしたものに包まれている様だった。
「おはよ、ゆうとくん」
僕の頭の上から、少しだけ幼い声が聞こえた。
声のした方に自然と顔が向いていた。俺を抱き抱えていたのは真っ黒な髪で、可愛らしいくてだけどどこかかっこよくて。〝完璧″そのものだった。
「初めまして、今日から君の専属天使になりました。ゆうりです」
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