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二人は解っていた 体じゃなく
心が互いを欲しているから
こんなに感じていくと。
ハの字に歪む眉は喜びで歪んでいる、
瞳は潤みなみだをたたえた。
奥の方がきゅんきゅんして
いのりは離れたがらない
それを宗が離れないよとさらにねじ込む。
そして寂しくないよと抱き締める。
今までも体は快楽に溺れてきた、それでも心は閉ざし冷えていた
闇がみえる
巨大なブラックホールが出来た心に宗が青空をかけてくれた、
罪深いと勘違いしていた女に
罪を犯したのは彼女を弄んだ男たちだと
彼は教えてくれた。
おんなは誰にでも感じると
男は思う事実体の構造上女は
厄介なほどに自分の意思に反し体は反応する、悲しくなるくらいに。だが本当に
達するくらいの快感は愛が伴わなければ得られない
それを教えてくれたのは宗だ。
心に理性をかけなくても
感じていい行為があるのを
教えてくれたのは宗だった。
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