出発の朝と温泉と

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桔梗「さて…トラブルもあったけど、いただきますか」 聖奈「…出来る事なら、もう思い出したくないわ」 聖に関しては…うん、しょうがないか 俺もアレは可能なら思いだしたくない 桔梗「ほら聖、とりあえず食べようぜ」 聖奈「…確かに冷めたら勿体ないしね いただきます」 篝「いっただきまーす」 慧「いただきます」 それぞれ手を合わせて食べ始めた 桔梗「んっ!!この肉柔らかくて美味い!!」 牛の焼肉を一口食べるが、噛んだ瞬間中から肉汁がジワッと出て来てすごく美味い 何牛なのかは分からないけど、これはイイ肉なんじゃないかな? 篝「この刺身も、新鮮でなかなか美味しいぞ」 慧「この鮭も美味」 聖奈「この鮎も美味しいわ それに塩加減も丁度いいし、なにより鮎自体の味が淡白で美味しいわ」 聖達も、自分達の料理に舌鼓を打っていた 値段もリーズナブルだし、ここはアタリだったな 篝「そう言えばさ、ここにはどれぐらいいるんだ?」 皿が大分開いてきた時、不意に篝がそんな事を言ってきた 桔梗「特に決めてないけど? 別に温泉を全部巡ってみようとは思ってないし」 慧「数が多いから、2泊3日では無理がある 一ヵ所の時間を少なくすれば可能だけど」 聖奈「それは流石に嫌ね どうせなら、数は少なくてもゆっくりしたいもの」 移動も面倒だし、俺もそれが無難だと思う 折角の温泉なんだし、ゆっくりしたいかな
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