出発の朝と温泉と

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昼食を終えた俺達は、そのまま浴場に向かうために会計に向かった 俺達の注文した料理の値段は、平均750円と安く済んだ 桔梗「それじゃ、これから温泉に行くか」 聖奈「大体いつまでここにいるの?」 桔梗「ん?温泉だから、女性陣に任せようかと思ってたんだが… 2人はどうする?俺は30~40分ぐらいでいいけど…」 普段俺が風呂に入るのが大体それぐらい ただ女性は長湯をするって言うし、ここは2人に合わせるのがいいだろう 聖奈「そうねぇ…じゃあ1時間でどう? 1時間後に、どこか目印になりそうな所にでも」 桔梗「それがいいだろうな 2人はそれで問題ないか?」 篝「大丈夫だ!!問題ない!!」 慧「それでいい」 そんな話をしていると、赤と青の暖簾が見えてきた 赤に女、青に男と書いてあるし、あそこが浴場で間違いないだろう 聖奈「それじゃ、ここで一旦お別れね」 桔梗「そっそんな…俺との関係は、遊びだったのか!?」 聖奈「しかたないじゃない…だって私達は、もう… って!!遊びも何も、今の私達の関係は友人でしょ!?」 篝「今のだって」 慧「今後に期待」 俺達のやり取りを聞いていた2人が、そんな事を呟いた それが聞こえたのか、聖は顔が真っ赤になった 聖奈「ちっちちち違うわよぉ!! そんなのじゃないわ!!大体梗よ!?梗が誰かとそんな関係になる訳ないじゃない!!」 桔梗「…ひでぇ言われようだな」 流石の俺でも凹むなぁ…そんなに全力で否定しなくてもいいだろうに…
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