出発の朝と温泉と

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桔梗「…そろそろ露天風呂に行くか」 篝「ん、そうだな」 そう言って俺達は露天風呂に向かう事にした 外に出て見ると、俺達以外の客はおらず、広い露天風呂が貸し切り状態になっていた 篝「おっ誰もいないじゃん 泳いでも問題ないんじゃねぇ?」 桔梗「泳ぐ気もないのによく言う」 いくらおふざけキャラの篝でも、一応は常識のある人間だ 非常識なことはあまりしない そんな事を言いながら、俺達は広い露天風呂に入って奥の方に歩いて腰を下ろした 篝「慧達の方にも、これ位の露天風呂があるのかな?」 桔梗「さぁ?もしかしたら時間で男湯と女湯が入れ替わるかもしれないけど、そん時は従業員が来るだろ それにそんな看板みたいなものはなかったし、もしかしたら向こうも露天風呂があるんだろうな」 そう考えると、ここって結構広いんだろうな その時、入り口の方からドアが開く音が聞こえてきた どうやら他の客が入って来たらしい 聖奈「わぁ~…結構広いわね~ ほら慧、来てみなさいよ♪すっごい広いわよ♪」 慧「そんなに慌てなくても、露天風呂は逃げない それに、ゆっくり歩かないと滑って危険」 …あれ?なんだか聖達の声が聞こえたような気がしたんだが? 気のせいだと思いながら篝に目を向けてみたが、篝も理解が追いついてないらしく真顔になっていた 桔梗「…よし、俺達は中に戻ろう このままここにいたら、大変なことになる気がする!!」 篝「激しく同意だ!!すぐに戻るぞ!!」 小声で言いながら、俺達は音をたてないように気をつけながら男湯に戻ろうとした 聖奈「あ…」 慧「っ!?」 あ…見つかった 2人共バスタオルを身体に巻いてるけど、それ以外は何も身につけていない状態だ グラマーな聖と、スレンダーな慧の体のラインがハッキリしているが、今はとてもそれどころじゃない
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