出発の朝と温泉と

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聖奈「なっなななっ何してるのよ!? なんでここに2人がいるのよ!?」 慧「っ!?っ!?っ!?」 おぉ…慧が珍しくパニックを起こしてる… いや、珍しいんだけどそんな事は今はそれどころじゃない 桔梗「えぇっとだな…俺達は、普通に男湯から露天風呂に出てきたんだ そしたら2人が来て、今に至るんだ」 俺自身パニックになりかけるが、ここは俺が説明しなければならない 状況把握能力が高そうな慧はパニクってるし、俺の目にはどうすればいいか考えてるであろう篝がいる 聖は…慧ほどパニックになっていないし、俺の説明も聞いてくれているだろう 聖奈「ま…まさかとは思うけど、覗き!?」 桔梗「聞いちゃいねぇ!?」 どうやら聖もパニックになってるらしい とりあえず俺は、全員を湯に浸からせて事情をもう一度説明した 聖奈「なるほどね…つまりここは…」 慧「混浴だったってこと…」 どうやら2人も、俺達と同じで露天風呂に入ろうとしたら俺達がいたらしい 結論から言うと、慧が言った通り混浴だったようだ 桔梗「と言う訳で、俺達は室内に戻るとするよ 2人はゆっくり露天風呂を楽しんでくれたまえ」 篝「さらば!!」 そう言って俺と篝は急いで男湯に避難しようとした…が 慧「……………」 何を思ったのか、突然慧が篝の腕を掴んで動きを止めた 篝「あの~慧さん?なんで腕を掴むのかな? 俺は室内浴場に戻りたいんだけど?」 慧「私は篝と入るのは気にしない 昔は一緒にお風呂にも入ってた」 篝「それって小学校よりも前の頃の話だよなぁ!?」 …よし、篝が慧に捕まってるうちに俺だけでも戻るか
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