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帰り道、2ヵ所あった旅館に寄ってみたが予想通り混んでいた
なので俺達は、温泉巡りは明日にして『神綺』に戻る事にした
女将「お帰りなさいませ
いかがでしたか?『神楽』の温泉は?」
ロビーに入ると、さっき『神楽』を紹介してくれた女将さんが俺達を出迎えてくれた
桔梗「とても気持ち良かったです
紹介してもらって、ありがとうございました」
女将「いえいえ、お客様にご満足いただけでよかったです」
聖奈「でも混浴だったのは驚きました」
そう言う聖の後ろでは、慧が激しく頷いていた
余程俺達との混浴が衝撃的だったらしい
うん…こっちも衝撃的だったから、慧に同意なんだけど
女将「『神楽』では18時までが混浴になっているんですよ
宿泊のお客様がお食事を召し上がってる間に、露天風呂に柵を設置しているらしいです」
…その情報があれば、もう少し心の準備が出来たかもね
桔梗「そう言えば…『神楽』の料理にTHE☆SPLASH☆MAGNUMってのがあったんですけど…
あれってなんなんですか?」
女将「…ナンノコトデスカ?」
片言になった!?料理の名前を聞いた途端、女将さんの表情が硬直してしまった
桔梗「…しかもDXまであったんですが?」
女将「DX!?アレが進化しちゃダメでしょ!?」
…相当な衝撃だったのか、女将さんの口調が素になった
でもTHE☆SPLASH☆MAGNUM-DX-のインパクトを考えると、なってもしょうがないだろう
女将「こほん…失礼いたしました」
俺達の考えが分かったのか、女将さんはすぐに口調が元に戻った
桔梗「あの…アレってなんなんですか?
あそこまで『表現に困る何か』と言える料理は初めて見たんですが…」
女将「…聞いても後悔しませんか?」
…後悔するような物なんですか!?
後悔するようなものを『神楽』は料理として出してるんですか!?
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