第二章 いちもつぽろぽろ

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ぼくは無事にトイレから出ることができた。なぜか豚と話してから急激に腹痛が止んだのだ。 世の中には不思議なことがあるものであるとぼくは感じた。 ぼくは王さんと公園に出かけてから、生きる意欲が湧いてきたような気がした。それまで別に生きがいをなくしていた訳ではなかったが、なにをしたらいいのかわからないでいた。 王さんと出会ったことによって、主体的に行動することの意味や価値というものの大切さを知ったのかもしれない。 ぼくはそんな感じの焦燥にふけりながら、ゲームボーイアドバンスのポケモン金のほにゃららタウンの赤いポケモンの体力を回復してくれるカウンターの横にあるポケモン預かり処でポケモンの複製を行っていた。(※ゲームです。)
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