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ぼくは重い腰をあげて勃った。するとぶたは消えた。
「そろそろか。」ぼくは言った。その瞬間、ぼくは思った。
なにが?
ぼくは玄関でくつをはいて、外に出た。外は青空を彷彿とさせるような庭が広がっているわけもなく、
刈り揃えられていた芝も今では伸び放題だった。
その様子を見てぼくは思った。
「そうだ。京都へ行こう!」
ぼくは京都へ行かなかったが、スーパーに行った。新しい食材を求めて。
スーパーにはたくさんの人がいる。夕飯のためにせかせかと割引シールが貼られた商品を手に取り、「これは安いわね」と戯言をぬかす。
そんなこと見ればわかるのに口にするんじゃねーよと思いながらも、軽くスルーを施してお目当ての商品コーナーへ行く。
ぼくは立ち止まる。
「カマンベールチーズ!!!!」ぼくは裏声で叫んだ。
そしてぼくはカマンベールチーズとアボカド、そしてマヨネーズとボイル海老をお買い上げしてそそくさとスーパーを去った。
おうちへの帰路についていると、ふと覇気を感じた。
んん・・・・これは。
吐き気だった。
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