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その時玄関から物音がした。
「え・・・・・なに?」
ぼくはビビった。こんなことは初めてだ。ぼくのおうちには誰も近づかないし、誰もいない。
なぜか音がしたとき、手だけは動いていたから、なんかビビってんのか否かわからない感じになっていた。
「だれかいるのー?ステイしてるならボイス出して!!!!」
ぼくは叫んだ。すると玄関の外から男の声がした。
「タランティーノは好きかい?ぼくはこの文句をいつもコンパで使うんだ。するとどうだい?女の子が近づいてくるのさ。ぼくはテクニシャンだからそんなことも知っているんだ。さぁ、扉を開けてくれ。君の胸に飛び込みたいんだ。」
ぼくは迷った。3年ぶりの人との会話。それは未知の感覚に近い。それに話を聞く限りこいつは相当イっている。
ぼくを誘拐して身代金を要求するようなことにでもなれば、ぼくのおうちは封鎖だ。
そんなことになったら、ぼくの愛すべきおうちに二度と住めなくなってしまう。
「帰ってください。ぼくはあなたとお話したくないんです。じゃーね。バイバイ」
ぼく叫んだ。するとその男は「そういうと思ってました。だからぼくはまたきます。君が話を聞いてくれるまで。そして君の胸に飛び込みたい。」
「いいよぉ!!!」ぼくの心の中のスリムクラブ真栄田が吠えた。
ぼくもそして言ってしまった。
「イエス!高須クリニック!!」
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