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「なら、決着がつくまで、やり合ってやんよ!来いよ!小僧!」
うざっ!子供相手にまで勝敗に拘るなんて…そんなに勝ちたいのか?
神様スペックで防御力は高いから、全く負ける気はしないんだが、何か負けるまで続けそうだよな。この人…
そうなると面倒だ。炎魔法は当たりたくないし。焦げそうだから…
「…【グラビティ】」
「ぐえっ!」
「【サンダーボルト】」
「あばばばばばっ!?」
重力魔法でめり込ませて、雷魔法で感電させる。
「…ん。帰ろう」
「あ、うん。炎帝、御愁傷様」
ピクピク…と、痙攣して気を失ったライゼルは、暫く起き上がれなかったそうな。
家に帰り、夕飯を食べて家族団欒していると、ジオの携帯が鳴った。
「え!?ちょっ…ギルマス、もう一回言ってくれる!?」
何やらジオが慌てている。
「イクトくんを帝に!?無理だよ!」
なん…だと!?∑(-△-;)
「え、明日の帝会議に?…分かった!分かったから!」
念話を終了したジオが、ため息をついた。
「イクトくん。明日の帝会議に出てほしいって…其処で話し合おうって」
何でこうなったし!
…うん。炎帝負かしたからだよな。
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