魔法勝負を挑まれた

10/10
1376人が本棚に入れています
本棚に追加
/194ページ
「なら、決着がつくまで、やり合ってやんよ!来いよ!小僧!」 うざっ!子供相手にまで勝敗に拘るなんて…そんなに勝ちたいのか? 神様スペックで防御力は高いから、全く負ける気はしないんだが、何か負けるまで続けそうだよな。この人… そうなると面倒だ。炎魔法は当たりたくないし。焦げそうだから… 「…【グラビティ】」 「ぐえっ!」 「【サンダーボルト】」 「あばばばばばっ!?」 重力魔法でめり込ませて、雷魔法で感電させる。 「…ん。帰ろう」 「あ、うん。炎帝、御愁傷様」 ピクピク…と、痙攣して気を失ったライゼルは、暫く起き上がれなかったそうな。 家に帰り、夕飯を食べて家族団欒していると、ジオの携帯が鳴った。 「え!?ちょっ…ギルマス、もう一回言ってくれる!?」 何やらジオが慌てている。 「イクトくんを帝に!?無理だよ!」 なん…だと!?∑(-△-;) 「え、明日の帝会議に?…分かった!分かったから!」 念話を終了したジオが、ため息をついた。 「イクトくん。明日の帝会議に出てほしいって…其処で話し合おうって」 何でこうなったし! …うん。炎帝負かしたからだよな。
/194ページ

最初のコメントを投稿しよう!