使い魔召喚

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それを見て、裕がまたも爆笑している。 勇者の取り巻き達が、勇者に声を掛けながら、此方を睨んだりしてくるが、無視を敢行した。 あんな煩い連中に、いつまでも付き合ってられない。 「ぬ…主がレティシアの兄か。どんな奴かと思うたら…半神とはの…」 「分かるものなのか?」 「妾とて大妖じゃ。そのくらい分かる」 「そうか。その事は家族以外には秘密だからな。口外するなよ」 「どうしようかのぉ?妾、人を欺く狐じゃからのー」 茉莉花はケタケタと笑う。 「…【グラビティ】」 イラッと来た。反省も後悔もない。 「きゃうん!?」 べしゃっと、床に倒れた茉莉花の頭を、テオが呆れたように、前足で軽く叩いた。 「愚か者め。イクトは俺の召喚主で、お前の召喚主の兄だぞ。いの一番に敬うべき相手だろうが。怒らせてどうする」 「うぐぐ…召喚主でもない人間なんぞに、頭を垂れて堪るか!」 「…テオ、狐って食えるのか?」 「分かったのじゃ!秘密厳守!これは守るからぁあああ!!」 なら、良し。 無理に敬ってほしい訳では無いから、頭を下げる云々は別に良い。
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