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学院の近くまで来たジーザは昇降口の近くでこちらに手を振って近づいくる顔見知りの少年に気付いた。
「よぉ、ジーザお前今年も俺と同じクラスみてーだぞ」
「あぁ、そうか。今年もライルと同じクラスか」
「どうだっ?ジーザ嬉しいだろう、いや嬉しくないはずが無い!」
何の根拠もなく言い張るこの金髪で短髪のスポーツマン風の少年であるライル・ハランは三年前からの友人である。
「まぁ、でもライルがいるなら色々とやり易くはあるかな」
その色々を知ってるライルは嬉しそうにジーザと体育館に向かった。
入学式では新入生挨拶やら校長の長い話、生徒会長の歓迎の言葉があったが、ジーザはその時間を寝ると決めていた。
体育館での入学式が終わりジーザとライルはこれから新しく自分のクラスになる教室に向かっていく途中で不意にジーザが動きを止めた。
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