序章 先輩と怪しい紙

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「それを言うために呼んだんですか?」 「いや、違う本題はこれから」 そう言うと時雨先輩は鞄から紙を取り出した 「これ行ってみない?」 俺はその紙を見た、紙にはこう書かれてあった 人生に満足してない、又は疲れたというかたは伊月市にある伊月荒野に来てください。 日時は6月26日の正午です。 「…怪しいですね」 「でも行ってみようよ、どうせ暇でしょ」 ひどい言われようだ、だがいつも暇なのは事実だし、暇潰し程度にはなるだろうと思い 「わかりました」 「やったー!じゃあこの…うーんと…い、いづき?市のあらや?に11時40分集合ね」 「伊月(いつき)市の荒野です」 「へぇーそう読むんだ」 そうそう、この人は漢字に滅法弱いが、体育系は得意という典型的バカ要素をつぎ込んだような人だ
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