序章 先輩と怪しい紙

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その日、母がいつも通り昼食を作っている時に悪夢は訪れた… ピンポンとインターホンの音がなる 「はいー」 母が扉を開くとそこには銃を持った二人組の男が立ってた。 「あなたたち一体…」 と 母が言った直後、パンと乾いた音がした。 「うっ…」 母が倒れたのをリビングから見てた。 俺に気づいたその二人組は即座に俺の口を手で塞ぎ、俺を何処かへ連れ去った。 俺を連れ去ったその二人組こそが、後に国に対する武力の反抗を起こした組織の一員だった。 そして6月26日に他の家でも同様の格好をした輩が子供を誘拐してったらしい。 この日のことを皆ロストの悲劇と呼ぶ、ロストとは組織の名前だ。
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