『魔導書との出会い』

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妹の魔法のおかげで俺は迷うことなく、図書館に着いた。 俺が想像した図書館とは違い、お城というイメージが強い『おしゃれ』な図書館だった。 俺は妹の魔法ですでに知っているが、 入り口のすぐそばにある豪華な造りの看板を見て『念のため』ここの名前を確認した。 <国立リーブルイストワール図書館> とても『おしゃれ』な名前だぜ。 なんだリーブルイストワールって? 仮にも国立だろ? つまり国レベルでネーミングセンスが『おしゃれ』なことなっているということだ。 これ以上考えても仕方ないので、 俺は図書館の中へと入っていった。 扉を開け中に入るとその光景は圧巻の一言だった。 天井は一面ガラス張りで太陽の光がこの空間を温かな光で照らしている、 雑談スペースなのだろう。 入り口のすぐ手前にはとても長いテーブルが置いてあり、友人同士などで語り合っている。 そして奥には俺の身長よりもずっと高い本棚がどこまで続いているかわからないくらいに並んでいる。 「すげぇ……」 しばらくの間その場所に立ち尽くしていたが、 自分の目的を思い出し我に返る。 俺は少し深呼吸をして「よしっ!」と自分にしか聞こえないくらいの声で気を引き締めると、 目的のものがある場所へ向かった。
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