◆プロローグ◆

4/4
前へ
/231ページ
次へ
だけど、それはどういった部分なのだろうか? それは、一体全体どういった個性なのだろうか? 物語の中に出てくる登場人物のように強烈な個性なのか、現実にいるようにありふれていてつまらない個性なのか できれば前者が望ましいけれど・・・・・・、結局のところ、ぼくは自分がここにいる、ということを認めたいだけなのかもしれない それはそれでいいけれど 無個性だなんて、つまらないにもほどがあるじゃないか ―――、とか そんなことを思って道を歩いていたら、トラックに轢かれた 轢死だった 哀払 括流 (アイハラ ククル)。享年、13歳 ええええ・・・・・・、嘘だろ
/231ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3300人が本棚に入れています
本棚に追加