18、脳
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「明、ご飯は?」 「大滝の家で食べたからいらない」 チェーンバッグを自分の部屋に放り込んだ後、ダイニングテーブルを挟んだ向こうに立っている母に向き直った。 「ねえ、何かあったの?」 はっとしたように顔を上げた母。 ……分かりやすい人。 私が椅子に座ると、母はテーブルの上に置いてある携帯を手に取り、私の向かいに座った。
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