1131人が本棚に入れています
本棚に追加
/74ページ
……これはどういうことか誰か説明してくれ。
「すいませんでしたああああッ!!!!」
目の前ではどういう訳か金髪のオニーサンが土下座しながら謝罪の言葉を述べている。
それも俺に向かって。
土下座されて悪い気はしないが、如何せん状況が理解できない。
はて、どうしたものか…。
「……取り合えず、頭を上げてください」
そう声を掛けると、ガバッと勢いよく顔を上げるオニーサン。
おおう…。
涙で顔がぐちゃぐちゃだ。
イケメンが台無しだぞ…。
「イケメンだなんて…///ポッ」
………………何故顔を赤らめる。
というか、
「何でわかったんですか?」
俺、声に出してない筈だけど?
「ああ、それは僕が神様だからだよ」
…………What?
「……無駄に発音いいね。
そうだな…これで信じてくれるかい?」
「うおっ」
(自称)神様の背中から純白の羽が生えてきた。
え…なにこれ。すげぇ。
「ふふ、でしょ?僕が神様だって信じてくれたかな?」
「はぁ…まあ」
目の前で羽出されちゃなぁ…。
信じるしかないだろ。
.
最初のコメントを投稿しよう!