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忘れられない…。 あの真っ白い世界の中、そっと差し伸べてくれた手を。 優しく重ねてきた口唇を。 そして、躊躇いながらも私のすべてに触れてきたあなたを…。 「一目惚れって言ったら、信じてくれる?」 囁いた掠れた低い声が、今でも耳に残って、この胸を痛い程に締め付ける…。 ねぇ…、一体あなたは今どこにいるの?
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