~二章~

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「あれ?どこへ行った!!」 斬りかかった春蘭の刀は空を切り、冥の姿が消えたのだ 「まったく。あなたって人は話を聞きなさい…。冥、出てきてちょうだい」 「‥‥わかった」 冥はまたも華琳の影から出てくる 「華琳様、その者は?」 「彼の名は冥。まぁ簡単に言ったら私の古くからの友人と言ったところかしらね」 「‥華琳‥‥友達‥。お前等‥敵?」 先程までとはいかないが秋蘭達の事を警戒していた 「敵じゃないわ。彼女たちは私の仲間。」 「‥‥華琳の仲間‥なら味方」 完全に警戒をとき華琳の横に並ぶ 「ねぇねぇ♪さっきのどうやったの?」 冥「‥‥‥?」 少し離れた所から季衣と流流が冥に近寄ってくる 「‥‥さっきのって?」 「私が説明するわ。冥は影を自由自在に扱えるの。」 「影…。ですか?」 華琳の説明で皆は頭を捻る 「口では難しいわね。冥、昔やってたのまだできるかしら?」 「‥‥できる」 「じゃあやってちょうだい」 「‥‥うん。‥‥誰にする?」 「そうね…。季衣にしましょう。このピンクの髪の子。できる?」 「‥んー」 冥は季衣の事をジッと見つめると再び影に沈んでいく 「華琳様、いったい何をするんですか?」 「まぁ見てなさい」
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