~二章~

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影に入りしばらくすると黒い人影が現れる 「華琳様♪こんな感じですか?♪」 「なっ!?」 「季衣?」 「えっ!?僕?」 影から現れた人影はなんと季衣だった 「前よりだいぶ早くなったわね」 「へっへ~ん♪」 華琳以外が呆気にとられているなか影から出てきた季衣はご機嫌である 「いったいこれは……?」 「なんで僕がもう一人?」 「これは冥よ。冥は影で自分の姿形を変えることができるの」 「それはまたなんと…「不思議な光景だ」 「!?」 季衣になっていた冥はいつの間にか秋蘭に変わっていたのだ 「華琳様、いかがでしょう」 「これのやっかいな所は姿、形だけでなくしゃべり方、癖も本人そのものになれるの」 「本当に並ばれてしまうと見分けがつきませんね…」 「確かに見分けがつかんな」 秋蘭の次は流流に変わる その姿をまじまじと秋蘭と季衣が見つめる 「ではとっておきをおみせします」 再び影に入っていく 「とっておきって何だろぉ♪」 「やっぱりとっておきと言うと…」「まさかな…」 楽しみにしている季衣とは反対に不安そうに春蘭を見つめる二人 「ん?何だ二人して私を見て」 見つめられた春蘭は二人の視線に気づき頭をひねる 「待たせたわね」 「えっ!?」 影から出てきた姿に一同は驚く
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