風紀。

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これまでのあらすじ* 春の日差しに照らされた、中庭で悠々とサボリを楽しむ深月に駆け寄る、一人の腐男子(淳) 親衛隊会議に呼び出された、生徒会親衛隊隊長である深月は、副隊長の淳とともに、会議室へと向かう。 ちなみに、深月たちの在学する咲峰学園はホモ7割バイ2割ノーマル1割弱のエスカレーター式男子校。 咲峰学園を経営する咲峰財閥の三男である深月は、世間体を守るために名字を伏せ、母親の旧姓である白石を名乗る。かつ、親衛隊隊長ってことも伏せる。…と言いつつ、本当は咲峰って名乗ったらみんな無条件にひれ伏しちゃうでしょ?そんなのつまんないじゃん?それから、生徒会に目つけられるのめんどいじゃん?っていう理由が一番。 好きでもない生徒会の親衛隊隊長やってる理由は決まってるでしょ?暇つぶし。それと、ワンコたちがかわいすぎるから。入ったきっかけは、淳の所属だけど。 いつものように、ワンコかわいーなーなんて思いながら会議聞いてたら、淳が「明日、2年のSAクラスに転校生来るんやて!」とか言う。 ざわめくワンコたちは、ともかく。 へーそーなんだ。興味ないな。 とか思ってたら、いいことを思いついた。 ―暇つぶし思いついちゃった。 さっそく、転校生を淳の監視カメラで観察。なんか、淳が王道のようで王道じゃないとか騒いでる。あれ、副会長が転校生にキスした。あ、殴られた。え、何か喜んでるし。ドMですか。 お次の食堂イベ?とやらでは、会長が転校生にキス。あ、ぶん殴られた。懲りないな、こいつら。 暴走した転校生を止める深月。 「さあ、今のうちに食堂を出て。」 会長をはじめとした生徒会にいちゃもんつけられる。うぜー。もちろん、スルー。
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