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「俺のみた夢は、どう思う?」 「心の隅での願望か記憶の整理中で生まれた映像、ってとこだと思うよ、ラスカル」 つまり…と続けて、片方だけ上がった唇を動かす。 「お前は、俺がナイフを持った男に、追いかけられるのを願望していると思うか?」 「親友ながら、残念だ。こんなに変態だとは…」 「おい」 手に持っていた本で軽く頭を叩くと、意外にもゴンッと大きな音がした。
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