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下平健吾VSセイサク
西海屋とフジケンが闘いを始めたと同時に、下平健吾もセイサクと呼ばれた男と闘いを開始した。
セイサク、本名を原田誠作と言う。
ワーカーホーリックスで一番の小柄な身体だが、岩の様に固い肉体をしている。
スポーツ刈りに少年の様な顔立ちも印象的だ。
西海屋と違って下平は冷静だった。
いきなり飛び付いたりせずに、一定の間合いを確保しながら様子見に徹した。
セイサク「あちらの方とは違い君は冷静だね」
下平「そりゃどーも。」
二人して一歩踏み込めば一歩下がると言った感じで距離が近づかないでいた。
下平とセイサクは戦闘スタイルが酷似しているらしく、なかなか距離が詰まらない。
オーシャンブルーの下平健吾は柔道を得意とする接近戦に強いインファイターだ。
敵を瞬時に掴み、投げ飛ばしたり間接技を決めたりして闘っている。
そして、このワーカーホーリックス原田誠作も同じ様に柔道を得意とするタイプだ。
下平とセイサクは、相対した瞬間から同じ戦闘スタイルだと感じ取っていた。
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