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内田は倒れた坂本の体から踏みつけていた足を離し、タバコに火を点けながら背を向けて歩き出した。
内田「おい、誰かコイツを縛れ!町田の所へ連れていけばまだ金が貰えるからよ!」
内田はコンビニ駐車場にいる別の仲間に向かって叫んだが、その仲間達は困惑した表情で動揺していた。
内田「おい! 聞いてるのかお前ら!」
内田は言うことを聞かない奴らにイラつきながら叫んだが、様子が可笑しい事に気付き、後ろを降りかえってみた。
内田「!!!?」
さすがの内田も驚いてしまった。
ボロクソにされたはずの坂本が仁王立ちしながら睨んでいたからだ。
一瞬だけ内田は怯んでしまった。
その一瞬に坂本の放った拳が内田の顔面のど真ん中に突き刺さった。
内田はぶっ飛びなん回転もなん回転も地面を転がった。
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