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カランカラーン
「おっ、来たんじゃね??」
「えぇ、来ましたね。」
「……あの~あなたは…?」
恐る恐る聞くと、背の小さく鋭い目をした少年がこちらを向く。
「…瞬夜だ。」
「そうなんだ、私 紅葉!!よろしく」
「…知っている。」
どこか冷めた目つきをしている瞬夜。
「………あはは……」
(私、この人苦手かも……)
「紅葉、よーっす」
「あ、蓮! よーっす」
「これでそろいましたね。でも皆が10分前に集合だなんて、珍しいですね」
「いやぁ~今回の任……∑ムグッッ」
いきなり蓮がハヤテの口を塞ぐ。
「…っのバカッッ!!」
「…?? 何々??」
「いえ、なんでもないですよ。気にしないでください」
と、秀一が答える。
「?? なんだよー…」
「…ムググ…」
バンバンバン!!と、ハヤテが蓮の腕をタップすると、やっとはなした。
「∑ブハッ!! お前!!オレを殺す気か!!!?」
「うるせぇ。口が軽いハヤテが悪い。」
「…ぐっ…」
まぁまぁ、と秀一が二人をなだめる。
すると、それまで黙っていた瞬夜が口を開いた。
「…で、これからどうするんだ??」
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