9人が本棚に入れています
本棚に追加
早くしろ、とでも言いたいのか少し眉をひそめている。
「…う~ん、とりあえず…自己紹介??」
「そうですね、じゃあまず、蓮から」
そう言うと皆の視線が蓮に集まる。
こういう話は公共の場ではしない方が…、と思ったが
なぜか今日は人がいない。
ガタッと蓮が立つ。
「オケ~…コホン、え~と、俺は蓮。人間の世界ではこう書いて…」
と、机の上で漢字を書く。
「妖怪の世界では、普通にレン。狼の種族で技は主に牙で噛んだり、爪で引っ掻いたりする。以上。」
蓮がガタンッと座ると、次は秀一が立った。
「俺は五十嵐 秀一と言います。漢字はこうで…」
と、蓮と同じように机に書く。
「妖怪の世界では…「∑えぇっ!?、秀一さんも妖怪なの!?」」
思わずガタンッと立つと、秀一は驚いた表情を見せたがすぐに微笑んで、
「…えぇ、そうですよ」
と言った。
「へぇ、そうなんだ。…あっ、すいません、話してる途中に…」
「別にいいですよ。」
「…つ、続きお願いします…」
最初のコメントを投稿しよう!